東京回遊魚

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御茶ノ水 その名の由来

私の好きな街の一つに、お茶の水があります。高名な病院、いくつもの大学が立ち並ぶ、アカデミックな街並みな一方で、楽器屋や、全国からマニアを集める料理店などが密集していたりする、いろんな文化が混ざり合った不思議な雰囲気を持つ街です。坂を下りていくと神保町、古本屋が立ち並ぶ趣ある街並みになります。私はこの御茶ノ水〜神保町の街並みが、様々な文化の坩堝のようでとても好きです。
さて、そんなカオスな街御茶ノ水ですが、そもそもなぜ「御茶ノ水」という名前が付いているのでしょうか。今回はそれについて調べてみました。

御茶ノ水」という名前から感じられることは2つあります。一つ目は、文字通り「茶の水」として使われた何かが存在していたこと。そして、その名前に敬称がついていることから、何らかの高貴な人間に関わるものではないかということです。
御茶ノ水は、中央を神田川流れる、渓谷のような雰囲気を持つ街です。これがこの街を面白い景観にしています。この水路は、神田川の放水路として、江戸川幕府2代目将軍、徳川秀忠が切り開いたものです。
この「徳川秀忠」が、今回のキーパーソンです。

  • 結局のところ・・・・・・

徳川秀忠は、かつての将軍の例に漏れず、鷹狩りを趣味として行なっていたようです。その折、当時御茶ノ水にあったお寺に立ち寄り、そこの茶を飲んだところ、その美味しさに感動した。それ以降、徳川家の御用達の茶水として利用されるということになったようです。そのことから、「御茶ノ水」という名前が付いたということです。

かつての御茶ノ水は、神田川の清流が流れる、豊かな土地だったのですね。現在の川は緑色になってしまっていて、少々残念です。何とか頑張って改善してほしいとところではあります。

 

以上です。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。