東京回遊魚

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文京区歌に見る地味キャラの本気


みなさまおはようございます。夏本番、いかがお過ごしでしょうか。私は、夏休みが始まったこともあって、快適に過ごしております!休み最高。人生最後の自由な夏休み、満喫したいと思います。

 

さて、今回は、我らが文京区の「区歌」について調べていきたいと思います。
皆さまは、ご自分の住まわれている自治体の「歌」を、ご存知でしょうか。国歌や、校歌は知っていても、「区歌」をご存知の方はあまりおられないかもしれませんね。私が初めて文京区の区歌に触れたのは、小学生の時でした。子どもながらに「すごいなこれ」と思ったことを覚えております。
以下が、その歌詞であります。

1.ああ大江戸のむかしより ここは学びの土地にして
紅の塵ちかけれど 緑の丘はしづかなり
書読む窓の多(さわ)なれば 家おのづから品位あり
都は文化の中心地 わが区は都の文京区
2.今新時代(あらたよ)の朝未明(あさまだき) 自由民主の鐘の音に
人は巷に迷へども 我等が隣安らへり
もの知る人の多なれば 町おのづから平和あり
都は文化の中心地 わが区は都の文京区

ーーー文京区歌は、昔からの歴史と文化のある「文教の府」としてのイメージと、新しいまち「文京区」への期待をこめて、昭和26年3月1日に制定されました。
この区歌は、当時区内に住んでいた詩人・佐藤春夫氏に作詞を、また作曲家・弘田龍太郎氏に作曲を依頼し完成したものです。
区民の皆さまに愛される歌として、広くご利用いただければ幸いです。ーーー

(文京区役所ホームページより)

 

いかがでしょうか。あの -地味な- 文京区とは思えない、自信満々な歌詞ではないでしょうか?イケイケですよね。
私は、何回見ても「ちょ、ちょっと、その……マウントきつくない!?」と感じてしまいますね。大丈夫なんでしょうか。(何が?)
二回繰り返される「都は文化の中心地 わが区は都の文京区」にパワーを感じます。「私たちが!文化の中心地だ!」という勢いが、地味キャラの本気っぽくて愛おしく感じませんか。


やはり文京区は、都心の喧騒の中にありながら、その流れにのまれることなく、本をたくさん読み、知恵を豊富にもつ区民性(?)が自慢なんですね。私もその意思を汲んで心を入れ替え、アカデミックな人間になりたいと思います。

 

ちょっとニッチな記事になってしまいました。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!