東京回遊魚

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【千駄木】妖店通りでこの世とあの世の狭間に迷い込む

みなさま、おはようございます。今日の東京は何度か小雨を感じる曇り空。過ごしやすい一日となりました。いつもこうだと良いのですが……。

さて、本日は、東京【千駄木】にて開催されました、「妖店通り商店街」の訪問レポをやっていきたいと思います。どうぞお付き合いください。

「妖店通り商店街」とは、何か。
「各所で再開発が進み、昭和の風景が消えていきます。
次々と出現する高層ビルに近代的な建物、一箇所でなんでも揃う複合施設。
都内に古くからあり、人々の生活を支えてきた商店街の多くはシャッターが目立つようになりました。
数年後、数十年後に商店街を残していくためにはどうしていくべきか。
よみせ通りでは若手を中心に定期的に会議の場を設け、
意見を交わし試行錯誤しながら様々なイベント等を企画・実施しています。」(妖店通り商店街ホームページより)
地域に根付く、暖かな商店街文化。その文化を、後世に残したい。この町並みを失いたくない。そんな地元住民の方々の気持ちから、このイベントが生まれました。「よみせ通り」が、期間限定で、「妖店通り」として、人間と妖の共存する世界となる。それがこのイベントのコンセプトです。

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今回私は初めてこのイベントに足を運びましたが、その雰囲気の独特さに驚きました。まず、千駄木の街並みそのものが、とても庶民的で、極めて懐かしい昭和チックなものだったのです。(私は平成生まれなので、この表現が正しいかは微妙ですが……)

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それに加えて、細い商店街の通りに並べられた、独特の世界観を持った出店。みたところ、狐面を売っているお店が一番多かったように思います。他にも、妖怪の描かれた札やTシャツなど、趣向を凝らした面白い商品が多々並んでいました。訪れている人々も、思い思いの妖怪のコスプレをしたり、狐面をつけていたり等、不思議な雰囲気に全身を包まれるような、まさに、良い意味で「狐につままれた」ような心持ちになりました。

 

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路上では紙芝居も行われていました。お恥ずかしながら、私はこの「自転車の後ろに紙芝居の道具をくくりつけて行う紙芝居」というものを今まで見たことがなかったのですが、演者の方の言葉の巧みさ、一人で何役もこなすその力量に驚かされ、思わず見入ってしまいました。前で見ている子どもたちも、静まり返って、語り手と紙芝居を凝視していました。演目は耳なし芳一。小さい子供には、ちょっと刺激が強かったかもしれませんね笑

 

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昭和の街並みを体験できたことに加え、その独特な世界観に浸ることができました。魅力的な妖怪の方々(?)をたくさん見ることもでき、まさに夏にふさわしい、ほんのりひんやりとした素敵な体験ができたと思います。また来年も行ってみたくなりました。
次回は10月!ハロウィンですね。皆様も、この世とあの世の狭間に、足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。帰り道はきちんとお確かめくださいね。

 

以上です。ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。