東京回遊魚

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【文京区】文京朝顔・ほおずき市ノススメ

みなさまこんにちは。暑い日々が続きますね。体調管理には是非お気をつけくださいね。私は最近プールにはまっていて、よく泳ぎに行くようになりました。程よい疲労感が得られて、とっても気持ちいいですよ!何より涼しい。これ大事。

 

さて、本格的な夏の訪れを感じる時期。今回は、そんな夏の暑さを紛らわせてくれるような、涼しげなお祭りについて紹介します。
その名も「文京朝顔ほおずき市です。


朝顔!皆さまは、小学生の頃、家や学校で朝顔を育てた経験はおありでしょうか。私はあります。学校に着いたばかりの早朝、綺麗に咲いた朝顔に、クラスのみんなで水をやったこと。夕になる頃には花がしぼんでしまったこと。今でも覚えています。幼ながらに、季節らしい感傷を感じていたように思います。日本人にとって、夏の風物詩とも言えますね。そしてほおずき。実を包むように膨らんだがくの鮮やかさ。一目で視線を奪われます。吹くと音がするので、子供達の遊び道具にもなりますよね。好奇心から袋を破って中を見てみると、中にはなんとも愛らしいオレンジ色の実が身を潜めているのでした。なんとも不思議な魅力のある植物ではないでしょうか。

 

この朝顔とほおずきを買える、さらに様々なイベントが予定されている。それが来たる7月22日、23日に行われる、「文京朝顔ほおずき市」なのです。要チェックです!
朝顔市は、徳川公ゆかりの寺院、「伝通院」にて行われます。どうして縁なのか?それは、徳川家康公の生母、於大の方を始めとした、徳川に血縁をもつ人々が、この伝通院を菩提寺としているからです。(傳通院、という名前自体が、於大の方法名から来ています。)朝顔市の喧騒に疲れたら、これらの墓碑を見てみるのも良いかもしれません。朝顔市では、朝顔鉢の販売の他に、飴細工販売などの出店、寄席なども計画されています。盛りだくさんですね!


対してほおずき市は、「こんにゃくえんま」とも呼ばれる「源覚寺」で行われます。こんにゃくえんまというのは、源覚寺に存在する閻魔像の「あだ名」です。この像は右目が黄色く濁っているのですが、それにまつわる面白い伝承から来ています。「あるところに、眼病を患った老婆がいた。その老婆が、毎日この閻魔に祈りを捧げたところ、夢に現れた閻魔が『私の片目をあげよう』と言い、その通り老婆の目は治癒した。以降、老婆は感謝の念を伝えるため、自身の好物であったこんにゃくを食すことなく、えんまに供え続けた」というものです。今も、眼病への利益を求め、こんにゃくを供にくる方がおられるようです。そんな、一度聞いたら忘れられない名前のえんま様に、「一目」会って「見」てはいかがでしょうか。こちらも、ほおずき販売の他に、各種出店等が計画されているようです。焼酎も飲めるんですってよ!一杯いかがでしょうか。

 

魅力いっぱい、涼しげ爽やか。そんな「文京朝顔ほおずき市は、今週末土日(7月22日、23日)各寺院にて開催されます!コンクリートジャングルの中、いっときの安らぎを探しに、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

以上です。ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!